今、ウニキを終えた2年間を振り返る時間をつくっています。自分が辿ってきた道はどんなんだったろう?そして、これからどこにむかっていくのか、客観的に見たくなって。
セッションがあった期間は、私は前しか見れなくて、いつもいつも寝ていても起きていてもウニキのことが頭にありました。
最近、いろんな言葉を思い出すことがある。ロエアが言っていたこと、クムウラが言ってくれたこと、フラシスターたちの言葉。
何気ないときに思いだすことがあって、それはきっと今の私にとって必要なこと。
昨年の夏、一緒に学んでいた大切なフラシスターが天に召されました。
ちょうどその日、娘が朝からひどく体調をくずして点滴を受けて、一段落し、車に乗ったときに電話がなった。最初に聞いたロエアの声にただごとじゃない・・とすぐに感じてどうしたのか聞いたら、「彼女に何かあったようだから電話をしてみてほしい。」と。そして私はご親族から悲しい事実を受け取りました。
それからは本当に悲しみにくれた日々が続いた。もちろん、私だけでなくみんなが・・。ご家族の気持ちを思えば本当にいたたまれない…私たちも短い期間に本当の家族のような気持ちをお互いにもち、特別な絆ができていました。
ウニキから帰ってきて間もない暑い日のこと。どうやって、この悲しみを乗り越えたらいいのかわからなかった。
いつも笑顔で優しい、いつもみんなに気配りをしてくれていたフラシスター。彼女とはウニキが始まる前にロエアが主催するカヒコ合宿で初めてであって、その時はそんなにたくさんお話しなかったけど、合宿の最後の日にいろんな話をして、お互いに連絡先を交換して、メールをしあったり、近況を伝えたりするようになった。二人ともカヒコが大好きで、伝統的なフラを学びたい気持ちが強くて、、そして一緒に同じクラスでウニキ修行を始められることを心から喜び、楽しみにしました。そして、彼女のもっている夢もすごく素敵だった。
ウニキが終わってからの夢を語って、私たちはいろんな約束をしていた。
神様はどうして私たちにこんなに辛い、悲しすぎる学びをくださるのか、わからなかった。
彼女は新しい旅に出てしまった。そして残されたイリマクラスの私たちは次のセッションに向うのがすごく怖かった。
そのセッションは本当に特別だった。最初から最後まで。
ロエアはホワイトジンジャーのつぼみをたくさん摘んで、みんなでオリを唱えてレイをつくった。Ku’u lei ‘awapuhi、とても香りがよくて白が似合う彼女にぴったりだった。そしてOla’a Beautyのレイ。Ola’aにしか咲かない繊細な花。
みんなで朝から夜遅くまでカヒリをつくった。いろんな思い出を話ながら。
その時に教えてもらったカヒコは、フラシスターが踊っているのが目に浮かぶような曲ばかりだった。そして私たちの心の中で、そばでずっと踊っているのを感じた。当日のホイケは、私たちのパフのオリとチャントでロエアが踊ってくださって、そして最後までずっと私たちと一緒に踊ってくれた。踊っている途中に彼女を何度も感じて、涙が溢れた。
とても奇麗な空の日。優しい彼女の名前とおなじ、美しいイリマ色の空の日。たくさんの愛をありがとう。
2年目のウニキを一緒に迎えることはできなかったけど、いつもいつも踊るときに感じている。日本にいても、ハワイにいてもどこにいても。
空を見上げたときに、自然のなかに。女神たちと同じように永遠の命をえて、いつも彼女が大好きなカヒコを踊っていることを祈って。
Me ke aloha..